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イベント事前情報:WTCR タイトル候補者がマカオのストリートコースに挑む

2019-11-10T13:42:21+01:002019年11月8日|2019, WTCR Race of Macau 2019|

スーパー鈴鹿から、マイティ・マカオへ。WTCR(FIA世界ツーリングカー・カップ presented by OSCARO)のタイトルを賭けての戦いは、依然として行方が見えない混戦状態。11月14−17日のレースでも、激しい争いが続く。

来月にシーズンのスーパーフィナーレが行われる#RoadToMalaysiaでは、エステバン・ゲリエリノルベルト・ミケリスを6ポイントリード。しかし、マカオの超過酷なサーキット・ダ・ギアでは最大85ポイントの獲得が可能であることから、タイトルチャンスはまだ多くのドライバーに残されている。

その中には、3位につけている2017年の世界ツーリングカー選手権王者のテッド・ビョーク、シアン・レーシングLynk & Co のチームメイトで、マカオ・ギアでは2回優勝を飾るなど世界で最も成功を収めているツーリングカードライバーの異名を持つイバン・ミューラーも含まれている。

クプラのPWRレーシングで総合5位につけているルーキー最上位のマイケル・アスコナ、ゲリエリのALL-INKL.COM ミュニッヒ・モータースポーツ(ホンダ)のチームメイト、ネストール・ジロラミも、タイトル候補にしっかり残っている。ガブリエーレ・タルクィーニも計算上はWTCR / OSCARO 2連覇の可能性を残してはいるが、BRC ヒュンダイ N スクアドラ・コルスのチームメイト、ミケリスのタイトル獲得を支援することを優先することになりそうだ。

6.120kmのサーキット・ダ・ギアは、支持されると同時に恐れられる存在でもある。タイトコーナー、ワイドで開けたストレート、リズミカルな複合コーナー、さらに標高の変化が、既存のストリートサーキットの中でも最もチャレンジングでスペクタクルな性格を生み出している。

マカオでの優勝9回と、ライダーを含めて最多勝利を誇るロブ・ハフは、この名門ギアレースに参戦する自身と31人のドライバーを待つこの壮大なチャレンジにモチベーションを高めている。

「マカオは、人生の終わりを迎えるのではないかという恐れすら感じさせられる」と、セバスチャン・ローブ・レーシングのフォルクスワーゲン・ゴルフGTI TCRを駆るハフは語る。ミスが許される余地はないが、どのコーナーでもあと少し攻めたいという気持ちになる。しかし、自分のいる場所と、もう少し攻めたい部分に違いが出ると、たちまち病院行きだ! どのコーナーでもね。そして、それくらい、シンプルな話。サイドミラーをウォールに当て始めると、どのコーナーでも「どうすれば、あのコーナーで生き残れるか」と考えるようになる。ギリギリいけそうな、でもちっとも行けるわけはないのだが、その時点ではいけそうな感じになるが、そうなれば、また次のステップに進まなくてはならなくなる。どのラップでも、2分半は息を止めたままになるよ」

ツーリングカーレースは、50年以上、この中国の特別行政区で開催されてきた。名門ギア・レースの初開催は、1972年。2017年にWTCC戦が復帰し、この時はハフが9勝目の記録を達成したこのマカオは、2018年の11月には WTCR / OSCAROの初シーズンは、7人が絡むスリリングなタイトル争いが繰り広げられ、タルクィーニがミューラーを3ポイント上回ってタイトルを獲得した。

サンシティ・グループ・ギア・レースとして開催されるWTCR レース・オブ・マカオは11月14日(木)のフリー走行で競技が始まり、1回目、2回目の予選が11月15日(金)に行われる。レース1(8ラップ)は11月16日(土)現地時間14時55分から、レース2とレース3は11月17日(日)の8時45分、11時25分からそれぞれ行われる。レース2は8ラップ、レース3は11ラップで争われる。
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WTCR レース・オブ・マカオのラインナップは地元ワイルドカード枠を加え32台
地元から参戦する6人のドライバーが、WTCR(FIA世界ツーリングカー・カップ presented by OSCARO)で経験を積むチャンスをつかんだ。マカオ出身で、2018年に地元イベントでWTCRデビューを飾ったビリー・ロとともに、香港拠点のドライバー、ジェームス・タン、クワイ・ワー・ウォン、アーサー・ロウ、テレンス・チェが登場する。この5人のレーサーは、マカオのASN、Automobile General Association Macao-China (AAMC)からのノミネート。ワイルドカード参戦リストの最後を飾るのは、先月のWTCR JVCKENWOOD レース・オブ・ジャパンで、フル参戦するKCMGのワンオフチーム、KCモーターグループからWTCRデビューを果たしたジム・カ・トだ。

記録更新マカオ10勝目に挑むハフは過酷な使命に慎重
マカオのストリートサーキットで記録更新となる10勝目が懸かるロブ・ハフは、警戒心を見せる。マカオ・グランプリの名門ギア・レースを過去9回制しているハフ。このイベントの他カテゴリー、ドライバー、ライダーを含めても、これ以上の成功を収めている者はいないことから、キング・オブ・マカオとの呼び声も高い。
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プリオール「マカオでの成功がなければ今の自分はない」
WTCR / OSCAROでの初年は「本当に悔しい」シーズンとなっているアンディ・プリオール。WTCRレース・オブ・マカオでは、過去の栄光を武器にロケットスタートを決めたいところだ。2005年、プリオールはFIA世界ツーリングカー選手権のタイトル最有力候補としてマカオ戦を迎えた。ここからプリオールは、2007年の激戦を含め、BMWでWTCCでのハットトリックを飾っている。

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地元でのタイトル獲得でWTCR参戦チャンスをつかんだダールグレン

ロバート・ダールグレンは、今季のTCRスカンジナビアのチャンピオン特典として、WTCR レース・オブ・マカオでWTCR(FIA世界ツーリングカー・カップ presented by OSCARO)デビューを飾る。ダールグレンは、PWR レーシングの共同創設者であるダニエル・ハグロフが今季、ここまで使用してきたクプラTCRから参戦。マイケル・アスコナのタイトル獲得を支える。アスコナは現在、ポイント争いで5位につけており、PWR レーシングからWTCR / OSCARO初シーズンに挑んでいるルーキーのトップドライバー。ダールグレンのサーキット・ダ・ギアでは、2011年に予選1回目でトップタイムを叩き出している経験と知識を活用することができる。

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24レース、ウィナー12人、激戦のWTCRタイトルレース
2019シーズンも大変な激戦となっているWTCR / OSCAROシーズンは12人のドライバーがレース勝利をマーク、7つのカスタマーレーシングブランドの全てがレース勝利を飾っている。
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WTCR レース・オブ・マカオの情報
基本情報
戦数: 全30戦中25-27戦
開催地: マカオ、サーキット・ダ・ギア
会期: 2019年11月14-17日
所在地: 207 Avenue da Amiazade, Edif. do Grande Premio, Macau

コース距離: 6.120 kilometres
タイムゾーン: GMT +8 hours

レース 1 距離: 8 ラップ (43.960 km)
レース 2 距離: 8 ラップ (48.960 km)
レース 3 距離: 11 ラップ (67.320 km)

WTCR 予選ラップレコード:
ロブ・ハフ (フォルクスワーゲン・ゴルフ GTI TCR)、2:29.040(時速147.80km)、 16/11/18
WTCR レースラップレコード:
ロブ・ハフ (フォルクスワーゲン・ゴルフ GTI TCR)、2:31.038(時速145.80km)、17/11/18

マカオのチャレンジ
マカオの、6.120kmのサーキット・ダ・ギアは、ツイスティなコーナー、ワイドで開けた豪快なロングストレート、リズミカルな複合コーナーに加え標高の変化が組み合わされ、地球上で最もチャレンジングで見応えのあるストリートサーキットとなっている。この中国の特別行政区でのツーリングカーレースは半世紀以上に渡って開催されており、有名なギア・レースの初開催は1972年。2017年にWTCC戦が復帰し、この時はハフが9勝目の記録を達成したこのマカオは、2018年の11月には WTCR / OSCAROの初シーズンは、7人が絡むスリリングなタイトル争いが繰り広げられ、タルクィーニがタイトルを獲得した。

ドライバーの印象 ロブ・ハフ
「マカオは、人生の終わりを迎えるのではないかという恐れも感じさせられる」と、セバスチャン・ローブ・レーシングのフォルクスワーゲン・ゴルフGTI TCRを駆るハフは語る。ミスが許される余地はないが、どのコーナーでもあと少し攻めたいという気持ちになる。しかし、自分のいる場所と、もう少し攻めたい部分に違いが出ると、たちまち病院行きだ! どのコーナーでもね。そして、それくらい、シンプルな話。サイドミラーをウォールに当て始めると、どのコーナーでも「どうすれば、あのコーナーで生き残れるか」と考えるようになる。ギリギリいけそうな、でもちっとも行けるわけはないのだが、その時点ではいけそうな感じになるが、そうなれば、また次のステップに進まなくてはならなくなる。どのラップでも、2分半は息を止めたままになるよ」

マカオ 5つの豆知識
1: マカオのストリートで初めてレースが行われたのは1954年。ギア・レースの初開催は、1972年。
2: 2008年に初めてギア・レースで勝利を飾ったロブ・ハフは、これまでに9勝と、ドライバー、ライダーを通して最多勝利を飾っている。ハフは、ギア・レースのラップレコードも保持しており、2014年にラーダ・グランタで2:27.009をマークしている。
3: サーキット・ダ・ギアは、最も狭いポイントで道幅7mだが、最も広いポイントでは14mある。
4: ユネスコの世界遺産地にも指定されている、中国の特別行政区であるマカオの公用語は、中国語とポルトガル語。
5: マカオでレースをする26人のドライバーのうち、マイケル・アスコナ、ルカ・エングスルター、ヨハン・クリストファーソン、ニールス・ラングフェルド、ベンジャミン・ルークター、アッティラ・タッシ、フル参戦組の6人は、サーキット・ダ・ギア初参戦。

暫定スケジュール*

11月13日(水)
マカオ・グランプリ メディアイベント: 13h00-16h00 (観光学術協会)
11月14日(木)
フリー走行1回目: 09h00-09h45
フリー走行2回目: 13h40-14h10
11月15日(金)
予選1回目: 08h50-09h30
予選1回目 DHL メディアゾーン (パドック): 09h30-09h40 (目安)
予選1回目記者会見(メディアセンター): 09h45-10h00 (目安)
予選2回目 Q1: 13h35-14h05
予選2回目 Q2: 14h10-14h25
予選2回目 Q3: 14h35(トップ5によるDHL ポールポジションのシュートアウトの1台目スタート)
予選2回目 DHL メディアゾーン (パドック): 1435-15h00 (目安)
予選2回目記者会見(メディアセンター): 15h05-15h20 (目安)
11月16日(土)
レース 1: 14h55 (8 laps)
レース 1 ポディウム: 15h30 (目安)
レース 1 記者会見(メディアセンター): 15h40 (目安)
11月17日(日)
レース 2: 08h45 (8 laps)
レース 2 ポディウム: 09h20 (目安)
レース 2 記者会見(メディアセンター): 09h30 (目安)
レース 3: 11h25 (11 laps)
レース 3 ポディウム: 12h05 (目安)
レース 3 記者会見(メディアセンター): 12h15 (目安)
*予定は全て現地時間(GMT +8 hours)、変更の可能性あり

フルシーズンエントリーリスト (全ドライバーは標準タイヤとしてヨコハマタイヤを使用)
1 BRC Hyundai N Squadra Corse Gabriele Tarquini (ITA) Hyundai i30 N TCR
2 PWR Racing Robert Dahlgren (SWE) CUPRA TCR
5 BRC Hyundai N Squadra Corse Norbert Michelisz (HUN) Hyundai i30 N TCR
6 BRC Hyundai N LUKOIL Racing Team Luca Engstler (DEU) Hyundai i30 N TCR
9 KCMG Attila Tassi (HUN) Honda Civic Type R TCR
10 Comtoyou Team Audi Sport Niels Langeveld (NLD) Audi RS 3 LMS
11 Cyan Racing Lynk & Co Thed Bj0rk (SWE) Lynk & Co 03 TCR
12 SLR VW Motorsport Rob Huff (GBR) Volkswagen Golf GTI TCR
14 SLR Volkswagen Johan Kristoffersson (SWE) Volkswagen Golf GTI TCR
18 KCMG Tiago Monteiro (PRT) Honda Civic Type R TCR
21 Comtoyou DHL Team CUPRA Racing Aurelien Panis (FRA) CUPRA TCR
22 Comtoyou Team Audi Sport Frederic Vervisch (BEL) Audi RS 3 LMS
25 SLR VW Motorsport Mehdi Bennani (MAR) Volkswagen Golf GTI TCR
29 ALL-INKL.COM M?nnich Motorsport Nestor Girolami (ARG) Honda Civic Type R TCR
31 Team Mulsanne Kevin Ceccon (ITA) Alfa Romeo Giulietta Veloce TCR by Romeo Ferraris
33 SLR Volkswagen Benjamin Leuchter (DEU) Volkswagen Golf GTI TCR
50 Comtoyou DHL Team CUPRA Racing Tom Coronel (NLD) CUPRA TCR
52 Leopard Racing Team Audi Sport Gordon Shedden (GBR) Audi RS 3 LMS
55 Team Mulsanne Ma Qinghua (CHN) Alfa Romeo Giulietta Veloce TCR by Romeo Ferraris
68 Cyan Performance Lynk & Co Yann Ehrlacher (FRA) Lynk & Co 03 TCR
69 Leopard Racing Team Audi Sport Jean-Karl Vernay (FRA) Audi RS 3 LMS
86 ALL-INKL.COM Munnich Motorsport Esteban Guerrieri (ARG) Honda Civic Type R TCR
88 BRC Hyundai N LUKOIL Racing Team Nicky Catsburg (NLD) Hyundai i30 N TCR
96 PWR Racing Mikel Azcona (ESP) CUPRA TCR
100 Cyan Racing Lynk & Co Yvan Muller (FRA) Lynk & Co 03 TCR
111 Cyan Performance Lynk & Co Andy Priaulx (GBR) Lynk & Co 03 TCR

WTCR レース・オブ・マカオ ワイルドカード
19 KC Motorgroup Jim Ka To (HKG) Honda Civic Type R TCR
36 Tian Shi Zuver Team Billy Lo (MAC) Audi RS 3 LMS
59 Son Veng Racing Team Wong Kwai Wah (HKG) Volkswagen Golf GTI TCR
97 Team TRC Terence Tse (HKG) Honda Civic Type R TCR
98 Team TRC James Tang (HKG) Honda Civic Type R TCR
99 Team TRC Arthur Law (HKG) Honda Civic Type R TCR