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イベント事前情報:WTCR / OSCARO のレーサーが日本で饗宴

2019-10-18T16:10:16+02:002019年10月18日|2019, WTCR Race of Japan 2019|

9人がタイトルの可能性を残し、依然として1350ポイントを獲得できる中、WTCR(FIA世界ツーリングカー・カップ presented by OSCARO)の戦いは、鈴鹿サーキットの東コースで10月25−27日に開催されるWTCRJVCKENWOODレース・オブ・ジャパンでさらにヒートアップしていく。

#WTCR2019SUPERGRIDのほとんどが未経験の新しいフォーマット、2.243kmのこのコースは、WTCR / OSCAROのカレンダーの中では最短距離だが、息をつく暇もないほどのアクションとエンターテイメントが、グランドスタンドのファンや世界中で中継を楽しむ視聴者を待っている。

先月のWTCRレース・オブ・チャイナに続き、WTCR JVCKENWOOD レース・オブ・ジャパンは、タイトル決戦となるアジア連戦の2戦目。この後は、マカオとマレーシアを控えている。そのマレーシアのセパン・インターナショナルサーキットでは、12月13−15日、初めて開催されるWTCRレース・オブ・マレーシアと2輪のFIM世界耐久選手権のセパン8時間のダブルヘッダーイベント、レース・オブ・マレーシアが、WTCR / OSCAROスーパーフィナーレとなる。

21人のレーサーの中で、ハンガリー出身、BRC ヒュンダイ N スクアドラ・コルスののノルベルト・ミケリスがタイトル争いのトップに立っているが、ALL-INKL.COM ミュニッヒ・モータースポーツ(ホンダ)から参戦するアルゼンチンのエステバン・ゲリエリとの差は、わずか15ポイント。中国で2レースを制し大量ポイントを獲得、タグホイヤー最多ポイント獲得ドライバーとなったフランスのFIA世界ツーリングカーのレジェンド、シアン・レーシングLynk & Coのイバン・ミューラーもタイトルを射程圏内に収めており、ゲリエリに1ポイント差で続いている。しかし、これから迎える各3レースのイベントでは、それぞれ最大85ポイントの獲得が可能なことから、タイトル争いはまだ行方が分からないまま、ホンダのホームコースでの戦いを迎える。

変更されたサーキットはコロネルの得意コース
FIAの安全規定を尊重し、サーキット運営会社でイベントプロモーターのモビリティランドとWTCR / OSCAROのプロモーター、ユーロスポーツ・イベンツは、鈴鹿サーキットのフルコースから東コースへ変更する決断を行った。

その理由は、フルコースの大部分がウレタンバリアで囲まれていることにある。この装備はFIM格式のモーターバイクイベントでは義務づけされているが、カーレースでは、このサーキットの厳しいFIA公認に合致しない。WTCR / OSCAROのイベントの前にウレタンバリアを取り外し、その後、その他のサーキットイベントまでに再び設置するための時間が充分に取れないことから、大幅に距離を縮小した東コースを使用することになった。

しかし、Comtoyou DHL チーム・クプラのトム・コロネルは、スーパーフォーミュラとともに4&4のレースイベントを形成するWTCR JVCKENWOOD レース・オブ・ジャパンの3つのレースは、素晴らしいショーになると指摘する。

「2011年と2013年に東コースで勝っているので、いい思い出のあるサーキットだ」とオランダのコロネル。「ショーのためにはいいコースだし、これも僕らの役目の1つ。レイアウトは、ファンにとってとてもいい形になっている。2013年に自分が勝った時は、メディ・ベナーニがリードしていたが、自分がターン1からアタックをかけてターン2でオーバーテイクした。上りから右に入る最後のコーナーも、かなり面白いポイント。他の中速コーナーとは違って振れるタイプなので、誰かがミスをすればオーバーテイクすることもできる」

レース週末はイレギュラーのスケジュール
WTCR JVCKENWOOD レース・オブ・ジャパンは、通常のWTCRイベントとは異なるスケジュールとなり、予選1回目と2回目をいずれも10月25日(金)に行い、土曜日と日曜日はレースのみを行う。レース1(24 ラップ、53.832km)は10月26日に、レース2(同じく24ラップ、53.832km)とレース3(28ラップ、62.804km)は10月27日に行われる。この4&4イベントでは、日本のシングルシーターレースの最高峰シリーズ、スーパフォーミュラの最終戦も行われる。

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アウディの宮田と富田がワイルドカード枠で母国戦にエントリー
地元日本のレーサー、宮田莉朋と富田竜一郎が、日の丸を背負って母国でWTCR(FIA世界ツーリングカー・カップ presented by OSCARO)を戦う。20歳の宮田と30歳の富田はワイルドカード枠での参戦となり、いずれもAudi Team HitotsuyamaのアウディRS 3 LMSを駆る。鈴鹿では、何千人もの地元ファンがその活躍に注目することだろう。

ジム・カがKCモーターグループのホンダでWTCR / OSCAROデビュー
香港のドライバー、ジム・カがKCモーターグループからホンダ・シビック type R TCRでデビューするWTCR(FIA世界ツーリングカー・カップ presented by OSCARO)戦に向けて気合いを高めている。KCモーターグループは、ホンダでWTCR / OSCAROを戦うチームを運営しており、今季はティアゴ・モンテイロがレース勝利、チームメイトのアッティラ・タッシはDHL ポールポジションを獲得している。

感動の復活を遂げたWTCRヒーローのモンテイロ、再びレースへ
2018年10月26日の鈴鹿で、感動のレース復帰を遂げたティアゴ・モンテイロ。テスト中のクラッシュにより、キャリア絶望寸前かとも思われた頭部と頚部に重傷を負い、415日もの闘病からの復帰だった。WTCR JVCKENWOOD レース・オブ・ジャパンでは緊迫する雰囲気の中、WTCR(FIA世界ツーリングカー・カップ presented by OSCARO)のドライバーは、鈴鹿での栄誉を目指してピットレーンに並んだ。そして、1回目のフリー走行に向かうモンテイロを見守り、その後に続いてサーキットに向かったのだ。
この感動の瞬間の動画はここをクリック

21レース、ウィナー12人、激戦のWTCRタイトル争い
2019年は12人のドライバーがレース勝利を収めており、7つのカスタマーレーシングブランドがレース勝利を収めるなど、WTCR / OSCAROは再びコンペティティブなシーズンを過ごしている。
2019年の暫定スタンディングスは ここ をクリック

WTCR JVCKENWOOD レース・オブ・ジャパンの情報
基本情報
戦数: 全30戦中22-24戦
開催地: 鈴鹿サーキット東コース
会期: 2019年10月25-27日
所在地: 〒510-0295 三重県鈴鹿市稲生町7992

コース距離: 2.243km
タイムゾーン: GMT +9 hours

レース 1 距離: 24 ラップ (53.832 km)
レース 2 距離: 24 ラップ (53.832 km)
レース 3 距離: 28 ラップ (62.804 km)

東コース WTCR 予選ラップレコード:
過去記録なし
東コース WTCR レースラップレコード:
過去記録なし

鈴鹿のチャレンジ
2011〜2013年にWTCCの日本戦で使用されてきた2.243kmの東コース、注目ポイントは伝統のターン1。クラシックな下りの右コーナーだ。また、Sコーナーやダンロップ・コーナーのセクションに続いて、鋭角右コーナーを抜けると、象徴とも言えるスタート/フィニッシュのストレートへと続く。東コースを使用するのは、ウレタンバリアが認められないFIAの安全規定とサーキットの公認要件を満たすため。WTCR JVCKENWOODレース・オブ・ジャパンのイベント前後にフルコースウレタンバリアを取り外し、再び設置する時間が充分に取れないことから、代わりに東コースを使用することになった。

鈴鹿 5つの豆知識
1: ザントフォールトサーキットも手がけたジョン・ フーゲンホルツが設計した鈴鹿は、1962年、当時はホンダのテストコースとして開設され、1987年に初めて日本グランプリが開催された。
2: 同じく1962年に生まれたガブリエーレ・タルクィーニは、2018年、初シーズンのWTCR / OSCARO タイトルを獲得。1988年には鈴鹿で自身初の日本グランプリに挑んだが、予選通過を逃している。
3: 鈴鹿サーキットの東コースでは、WTCC レース・オブ・ジャパンを3回開催している。現在、WTCR / OSCARO を戦うトム・コロネルは2回、ノルベルト・ミケリスが1回、この短いレイアウトで勝利を飾っている。
4: 2.243 kmの鈴鹿サーキット東コースは、マラケッシュのムーレイ・エル・ハッサン・サーキット(2.971km)を抑えて、WTCR / OSCAROのカレンダーで開催される最も短いコースとなっている。
5: 10月25−27日、鈴鹿にワイルドカード枠で参戦する宮田莉朋と富田竜一郎は、日本人として初めてWTCR / OSCAROを戦うレーサーとなる。

暫定スケジュール*

10月25日(金)
フリー走行1回目: 08h30-09h15
フリー走行2回目: 10h15-10h45
予選1回目: 13h00-13h30
予選2回目 Q1: 15h30-15h50
予選2回目 Q2: 15h55-16h05
予選2回目 Q3: 16h15 (トップ5によるDHL ポールポジションのシュートアウトの1台目スタート)
10月26日(土)
レース1: 15h05 (24 laps)
10月27日(日)
レース 2: 10h00 (24 laps)
レース 2 ポディウム: 10h30
レース 3: 11h30 (28 laps)
レース 3 ポディウム:12h00
サイン会: 12h10-12h50 (ピットレーン)
*予定は全て日本時間、変更の可能性あり

フルシーズンエントリーリスト (全ドライバーは標準タイヤとしてヨコハマタイヤを使用)

1 BRC Hyundai N Squadra Corse Gabriele Tarquini (ITA) Hyundai i30 N TCR
5 BRC Hyundai N Squadra Corse Norbert Michelisz (HUN) Hyundai i30 N TCR
8 BRC Hyundai N LUKOIL Racing Team Augusto Farfus (BRA) Hyundai i30 N TCR
9 KCMG Attila Tassi (HUN) Honda Civic Type R TCR
10 Comtoyou Team Audi Sport Niels Langeveld (NLD) Audi RS 3 LMS
11 Cyan Racing Lynk & Co Thed Björk (SWE) Lynk & Co 03 TCR
12 SLR VW Motorsport Rob Huff (GBR) Volkswagen Golf GTI TCR
14 SLR Volkswagen Johan Kristoffersson (SWE) Volkswagen Golf GTI TCR
18 KCMG Tiago Monteiro (PRT) Honda Civic Type R TCR
21 Comtoyou DHL Team CUPRA Racing Aurélien Panis (FRA) CUPRA TCR
22 Comtoyou Team Audi Sport Frédéric Vervisch (BEL) Audi RS 3 LMS
25 SLR VW Motorsport Mehdi Bennani (MAR) Volkswagen Golf GTI TCR
29 ALL-INKL.COM Münnich Motorsport Néstor Girolami (ARG) Honda Civic Type R TCR
31 Team Mulsanne Kevin Ceccon (ITA) Alfa Romeo Giulietta Veloce TCR by Romeo Ferraris
33 SLR Volkswagen Benjamin Leuchter (DEU) Volkswagen Golf GTI TCR
37 PWR Racing Daniel Haglöf (SWE) CUPRA TCR
50 Comtoyou DHL Team CUPRA Racing Tom Coronel (NLD) CUPRA TCR
52 Leopard Racing Team Audi Sport Gordon Shedden (GBR) Audi RS 3 LMS
55 Team Mulsanne Ma Qinghua (CHN) Alfa Romeo Giulietta Veloce TCR
 by Romeo Ferraris
68 Cyan Performance Lynk & Co Yann Ehrlacher (FRA) Lynk & Co 03 TCR
69 Leopard Racing Team Audi Sport Jean-Karl Vernay (FRA) Audi RS 3 LMS
86 ALL-INKL.COM Münnich Motorsport Esteban Guerrieri (ARG) Honda Civic Type R TCR
88 BRC Hyundai N LUKOIL Racing Team Nicky Catsburg (NLD) Hyundai i30 N TCR
96 PWR Racing Mikel Azcona (ESP) CUPRA TCR
100 Cyan Racing Lynk & Co Yvan Muller (FRA) Lynk & Co 03 TCR
111 Cyan Performance Lynk & Co Andy Priaulx (GBR) Lynk & Co 03 TCR

WTCR JVCKENWOOD レース・オブ・ジャパン ワイルドカード
7 Audi Team Hitotsuyama 富田竜一郎 (JPN) Audi RS 3 LMS
19 KC Motorgroup Jim Ka To (HKG)Honda Civic Type R TCR
77 Audi Team Hitotsuyama 宮田莉朋 (JPN) Audi RS 3 LMS