ゲリエリ、WTCR鈴鹿を前にセナへの思いを馳せる
1992年に放送された自身にとってのヒーローであるアイルトン・セナのインタビューを観たエステバン・ゲリエリは、自分がWTCR(FIA世界ツーリングカー・カップ presented by OSCARO)にホンダ・ファミリーの一員として参戦することの意味がまさにここにあると語った。
ALL-INKL.COM ミュニッヒ・モータースポーツのホンダ・シビック type R TCRをドライブするゲリエリは、10月25-27日に鈴鹿で開催されるWTCR JVCKENWOOD レース・オブ・ジャパンで、ホンダの母国のファンの前で参戦することを心待ちにしている。
「ホンダ車でレースをできることが、どれほど名誉なことか分かると思う」と語るゲリエリは、先月開催されたWTCRレース・オブ・チャイナでの過酷な戦いの末に、#RoadToMalaysia の首位から陥落し2位につけている。
「アイルトン・セナの思い出が蘇る。最近、セナの映像を見たんだ。日本のレポーターが彼にインタビューをしていて、1992年にホンダがF1から撤退した時、どう感じたかと質問していた。彼の言葉はホンダへの感謝が詰まっていて、それが自分にもシンクロした。自分にとっても、ホンダは大きなファクトリーのドライバーになるチャンスを与えてくれたし、素晴らしいファミリーだからね。ホンダの母国戦である鈴鹿でレースをすることはとても感慨深いことだし、すごくチャレンジングだが思い切り戦うよ」
ゲリエリはチャイナで苦戦し、新たにタイトルリーダーとなったノルベルト・ミケリスに15ポイント差で鈴鹿戦を迎える。
「本当にひどい週末になってしまったが、自分にできることはそれを忘れて、鈴鹿でまた勢いを取り戻すこと」とゲリエリ。