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WTCR鈴鹿レースレポート:日本で勝利をマークしたタルクィーニ、マカオでのWTCR OSCAROタイトル決戦に視界良好

2018-10-28T09:46:20+01:00 2018年10月28日|2018, WTCR Race of Japan 2018|

WTCR JVCKENWOOD レース・オブ・ジャパンのレース3でシーズン5勝目を挙げたガブリエーレ・タルクィーニ。来月、マカオで迎えるWTCR(FIA世界ツーリングカー・カップ presented by OSCARO) タイトル決戦を絶好の位置で迎える。

ヒュンダイを駆るBRCレーシング・チームのタルクィーニは、チーム・ミュルザンヌのアルファロメオ・ジュリエッタTCRがDHLポールポジションについた際、4輪全てをつけていなかったとしてトップフィニッシュを飾ったケビン・チェッコンが5秒のペナルティを受けた結果、最終リザルトで首位に立った。

土曜日のレース1を制していたチェッコンは、レース3のペナルティを通告された後、必死でプッシュ。しかし、最終的な順位ではオーレリアン・コムテ(DGスポーツコンペティション、プジョー308 TCR)が上に上がり、チェッコンはポディウム圏内ギリギリでのフィニッシュとなった。セバスチャン・ローブ・レーシングのメディ・ベナーニとComtoyouレーシングのオーレリアン・パニスがトップ5に食い込んだ。

2台目のSLRフォルクスワーゲン・ゴルフGTI TCRを駆るロブ・ハフは6位でフィニッシュとなったがレース2ではトップフィニッシュを飾り、WTCR OSCAROでのレース勝利を2にして日本戦を終えた。ロケットスタートを決め、ペペ・オリオーラ(チームOSCARO by カンポス・レーシング)からのレース全般に渡ってのプレッシャーをきっちりコントロールしたことが決め手となり、マカオに向けて大きく自信を高めた。ここでは、勝利記録10への更新を狙う。一方、オリオーラは、リバースグリッドのレースをDHLポールポジションからスタート。2018シーズン2度目の勝利は逃したが、タイトルレースでは望みをつないでいる。

これによりタルクィーニは、レース1を3位でフィニッシュしたイバン・ミューラー(YMR ヒュンダイ30 N TCR)に対し、39ポイントのリードで11月15−18日に開催されるサンシティ・グループ・マカオ・ギアレースを迎える。しかし、市街地コースで行われるこの大会では最大87ポイントの獲得が可能。創設シーズンのWTCR OSCAROタイトル獲得に向けては、まだ7人のドライバーが可能性を残しており、激しいバトルが予想される。チームズ選手権では、BRCレーシング・チームがYMRをかわしたが、その差は8ポイントと僅差だ。

晴天に恵まれ、週末を通して4万2500人のファンが集まった鈴鹿、この他に注目を集めたパフォーマンスは、エステバン・ゲリエリが披露した。ALL-INKL.COM ミュニッヒ・モータースポーツのホンダ・シビック type R TCRで、レース1を4位でフィニッシュ。ベナーニ、ジャン‐カール・ベルネイ(アウディ・スポーツ・レオパルド・ルクオイル)の上に立った。

レース2では、BRCレーシング・チームのノルベルト・ミケリスが3位に入り、再びポディウムに上がった。パニスは、シーズンベストの4位でフィニッシュ。チームメイトのタルクィーニは2つ後に続いた。

チェッコンは、レース1での勝利に加え、レース2では6位、レース3ではDHLポールを獲得し、3位フィニッシュで週末を締めくくった。しかし、今大会最大の注目は、ポルトガルのティアゴ・モンテイロだった。テスト中のクラッシュで頭部と頚部に重傷を負い、415日間の治療を経て、実戦に復帰。待望のWTCR OSCAROでの初レースを迎えたブーツェン・ジニオン・レーシングのホンダを駆るモンテイロは、レース3で鈴鹿でのベストとなる11位でフィニッシュした。

マカオでは「神7」がWTCRタイトル決戦へ
WTCRレース・オブ・マカオでは、7人のドライバーがシリーズ初年のWTCR(FIA世界ツーリングカー・カップ presented by OSCARO)タイトルをかけて挑む。ランキングトップは、291ポイントのガブリエーレ・タルクィーニ。39ポイント差でイバン・ミューラー、激戦となったレース3で8位に食い込んだテッド・ビョークとの差は59ポイントとなっている。64ポイント差の4位で追うのは、ペペ・オリオーラ。ジャン‐カール・ベルネイ、エステバン・ゲリエリ、ノルベルト・ミケリスが5位、6位、7位で続き、タルクィーニとの差は75、78、79ポイントとなっている。しかし、チャレンジングなストリートサーキットでは、最大87ポイントを獲得することができ、11月15−18日に開催されるサンシティ・グループ・マカオ・ギア・レースは、激しい選手権バトルとなることが必至だ。

WTCR JVCKENWOOD レース・オブ・ジャパン、4万人以上の集客
FIA世界ツーリングカーのレースは、4年ぶりに鈴鹿に復帰し、ドラマの連続となった3回のレースは、いずれも異なるウィナーが誕生。この週末には、4万2500人の観客が集まった。この週末は、スーパーフォーミュラ最終戦、WTCR JVCKENWOOD レース・オブ・ジャパンと予定が目白押しとなり、今回のレース・オブ・ジャパンは、シリーズ初年のWTCR(FIA世界ツーリングカー・カップ presented by OSCARO)で誕生した数々のハイライトの一つとなりそうだ。