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WTCR鈴鹿 予選2回目: クリストファーソンがDHL ポールを獲得

2019-10-25T09:44:12+02:002019年10月25日|WTCR Race of Japan 2018|

WTCR JVCKENWOOD レース・オブ・ジャパン、この日午後に行われたQ3シュートアウトでトップタイムをマークしたヨハン・クリストファーソンが、WTCR(FIA世界ツーリングカー・カップ presented by OSCARO)で初めてDHL ポールポジションを獲得した。

セバスチャン・ローブ・レーシングのフォルクスワーゲンを駆るクリストファーソンは、ホンダのホームトラックでこの日、ティアゴ・モンテイロをポール2番手に押しやった。3パートに分けて行われるこの予選ではアンディ・プリオールも活躍を見せ、Q1とQ2でトップタイムをマークしていたが、最終コーナーでミスを喫し、3番手のマイケル・アスコナ、4番手のエステバン・ゲリエリに続く5番手に後退した。

FIA世界ラリークロス選手権ではタイトル2連覇を経験しているクリストファーソンは、コンディションを完璧に見定め、フロントには、ヨコハマタイヤのスリック、リヤにはウェットタイヤという大胆な選択を敢行。フォルクスワーゲン・ゴルフGTI TCRのパワーを引き出し、2.243kmの鈴鹿サーキット東コースでトップタイムを叩き出した。

「とてもトリッキーなコンディションだった」とクリストファーソン。
「Q1でスリックを試し、そのまま残してタイヤ温度を保つようにした。フリーラップを走ることができたのも良かったし、最終的にそれがうまく噛み合った」

モンテイロは「接戦だった。きみも全力を尽くしたし、自分もそうだった。レースではいいスタートをするしかない。自分たちはこのコースが得意だし、ドライも好き。ここまでは、素晴らしい一日になっている」

序盤はプリオールがリード、ミューラーは苦戦
20分のQ1セッションでは、コンディションは先に行われた予選1回目よりも回復したが、タイムは予想されたほど改善されず、ミックスコンディションとなる中、シアン・パフォーマンス Lynk & Coのアンディ・プリオールが好走。FIA世界ツーリングカー選手権を3回制しているプリオールの1:00.627タイムがトップに立った。

残り5分を切ったところで、チームミュルザンヌのケビン・チェッコンが、セバスチャン・ローブ・レーシング フォルクスワーゲン・モータースポーツのロブ・ハフを押し下げてトップ12に浮上。しかし、ハフも同じくフォルクスワーゲンを駆るベンジャミン・ルークターをかわして12番手に食い込んだ。残り8秒というところで、BRC ヒュンダイ N LUKOIL レーシングチームのアウグスト・ファルフスがスライドしてバリアに突っ込み、赤旗。このセッションは、このまま再開することなく終了となった。

このため、タイトルを争うエステバン・ゲリエリ(ホンダ)は順調にQ2に進出。ALL-INKL ミュニッヒ・モータースポーツのゲリエリは2番手タイムをマーク。WTCR / OSCARO のポイントリーダー、ノルベルト・ミケリスも、BRC ヒュンダイ N スクアドラ・コルス i30 N TCRで進出したが、シアン・レーシング Lynk & Co のイバン・ミューラーは、厳しいセッションとなった。

ミューラーの03 TCR は、予選1回目で激しいアクシデントに見舞われ、スウェーデン拠点のチームが修復したが、ファイナルラップをマークするチャンスを得ることができず、タイトルを4回獲得しているチャンピオンは日曜日のレースを17番手からスタートする。

ゲリエリがウォールにヒット、プリオールが激走
Q2は衝撃的な滑り出しを迎え、タイトルを争うエステバン・ゲリエリが最終コーナーでワイドになり、ホンダ・シビック type R TCRの左フロントにダメージを負うアクシデント。ゲリエリはそのままピットに直行し、緊急修復に取りかかった。

一方、アンディ・プリオールは徐々にコンディションが回復していく中でも好走を見せ、Lynk & Co 03 TCR は59.974秒と1分を切るタイムでトップ通過を果たした。

予選1回目のペースセッター、ティアゴ・モンテイロは余裕でトップ5。ヨハン・クリストファーソンも、手堅くセバスチャン・ローブ・レーシングのフォルクスワーゲン・ゴルフGTI TCR をQ3に進めた。フロントにヨコハマのスリックタイヤ、リアにはウェットタイヤのミックスを履いたドライバーの最上位につけた。

ゲリエリは、突貫で修復したホンダでコースに戻り、セッションの終盤で3番手タイムをマークしてQ3に進出。プリオールは59.864秒と、さらにタイムを更新してきた。

トップ5に入った最後のドライバーは、 PWR レーシングのマイケル・アスコナで、シアン・レーシング Lynk & Coのテッド・ビョークは1歩届かなかった。

その次はチーム・ミュルザンヌのケビン・チェッコン、BRC ヒュンダイ N スクアドラ・コルス i30 N TCR のガブリエーレ・タルクィーニが後に続いた。フォルクスワーゲンのロブ・ハフとヒュンダイのノルベルト・ミケリスまでがトップ10。これにより、タイトルリーダーのミケリスが、リバースグリッドでスタートする日曜日午前のレース2でのポールポジションを獲得した。

クリストファーソンが鮮やかにトップタイム、心痛のプリオール
コンディションがわずかに回復する中、ドライバーたちは予選の終盤はできる限り遅い順番での走行を選んだが、最初に走行したヨハン・クリストファーソンが59.627秒とこの週末、ここまでの最速タイムを叩き出し、更新されることはなかった。

クリストファーソンの次にコースに登場したのはマイケル・アスコナ。第1セクターではクリストファーソンのタイムを上回ったが、第2セクターでタイムをロス。最終コーナーでは、クプラTCRを滑らせ、クリストファーソンよりもコンマ5秒近く遅れとなった。

次は元タイトルリーダーのエステバン・ゲリエリ。ダクトをテープで止めたシビック type R TCで走行に挑んだがウェットタイヤで苦戦し、各セクターでタイムをロス。クリストファーソンに0.565秒遅れのタイムとなった。それでも、4番手タイムをマークしたことで、選手権争いでは2ポイントを獲得。首位ノルベルト・ミケリスとの差を9ポイントに詰めた。

レース1でトップタイムを叩き出したティアゴ・モンテイロのKCMG ホンダには同じトラブルは起きなかったが、第1セクターではクリストファーソンのタイムを上回ったものの、セクター2、3で遅れを喫し、0.153秒遅れのタイムでラップを終えた。

アンディ・プリオールは最後の走行を選択し、勢い翌走り出して第1セクターではクリストファーソンを0.002秒上回るタイム。第2セクターでも、さらにタイムを上げてきたが、最終セクターでわずかにワイドになり過ぎてダートに突っ込み、1秒以上をロス。シュートアウト最後尾の5番手となった。

予選2回目の結果により、日曜日のレース2、レース3のスタート順が決定された。#WTCR2019SUPERGRID 勢が次にコースに登場するのは、明日(土曜日)15時05分から始まるレース1となる。