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WTCR レース1:第1コーナーを制したミケリスが優勝

2019-06-21T18:34:24+02:002019年6月21日|2019, WTCR Race of Germany 2019|

BRC ヒュンダイ N スクアドラ・コルスのノルベルト・ミケリスが、WTCR レース・オブ・ドイツのレース1で圧巻の勝利を飾った。DHLポールシッターであるエステバン・ゲリエリを第1コーナーでパスすると、その後はギャップを広げていった。

WTCR(FIA世界ツーリングカー・カップ presented by OSCARO)のポイントリーダーであるゲリエリは、スタートダッシュでミケリスのヒュンダイ i30 N TCRに競り負け、第1コーナーのヘアピンに向けてのブレーキングでは既にミケリスが前に出ていた。

ミケリスはここからギャップを1秒以上に広げると、ホンダ・シビック type R TCRは一気にこのラップ終盤のドッティンガー・ホーヘのロングストレートを駆け抜けた。

「ここ何回かスタートがかなり悪かったので、5回に1回なら行けるだろうと思ったんだ!」とミケリスは喜びを見せる。

「マシンをいくつか改良したが、それが今日のレースの、特にスタートでの鍵になったのだと思う。マシンはとても素晴らしかったので、チームのためにも本当にハッピーだよ。

もし前に立ったら、絶対にその座を譲らないと自分に言い聞かせた。幸い、ペースが充分出ていたので、信じられないほどうれしいよ」

その後ろでは、ゲリエリが激しい3位争いに差をつけてフィニッシュ。ALL-INKL.COM ミュニッヒ・モータースポーツのチームメイト、ネストール・ジロラミが、序盤のつまづきから挽回してポディウムに食い込んだ。

開幕ラップではフレデリック・ベルビッシュにパスされたジローラミの3位奪取への最初のアタックは、2kmのドッティンガー・ホーへのストレートでベルビッシュの応戦に阻止された。

ジローラミは一瞬、草地に入り込んだ後、ポジションを巡って攻め合う2台だったが、意表を突いてロブ・ハフのSLR VW モータースポーツのマシンが割り込んで両者をパスして3位に浮上。それでも、ジローラミはベルビッシュのアウディ RS 3 LMSをかわすことには成功した。

その後、ジローラミは最終ラップでハフをパスすると、ドッティンガー・ホーへでは、ホイール・トゥ・ホイールの争いとなった。

ハフは4位でフィニッシュしたが、何とか走り切れた事はラッキーだったと言える。開幕ラップのターン2でイバン・ミューラーと接触していたからだ。

集団がナローで低速な左コーナーに飛び込んでいくため、自然とボトルネック状態となる中、ハフがミューラーのイン側に飛び込んできたために2台が接触した。

ミューラーのシアン・レーシングLynk & Co 03 TCR は左フロントにダメージを負い、リタイアに追い込まれた。さらにWTCR / OSCARO ワイルドカード枠でエントリーしていたアンティ・ブリ(AS モータースポーツ)も、接触したミューラーを避けるために大きくコースを外れ、後退した。

ベルビッシュは、僅差で続く5台の隊列をフィニッシュまで先頭で走り5位でフィニッシュ。好スタートを決めたヤン・エアラッシ(シアン・パフォーマンス Lynk & Co)はすぐ後ろの6位、ニュルブルクリンクのエキスパート、ベンジャミン・ルークター(SLR フォルクスワーゲン)が7位だった。

BRC ヒュンダイ N ルクオイル・レーシングチームのアウグスト・ファルフスとニッキー・キャッツバーグは、いずれも5台の隊列ではルークターの背後につき、8位、9位。両者は、3ラップレースの2ラップ目で一気にヨハン・クリストファーソン(SLR フォルクスワーゲン)をパスして10位に追いやった。

同じくヒュンダイ i30 N TCRを駆るガブリエーレ・タルクィーニは運に恵まれず、序盤は5位を走行してハフの前についていたが、レース中盤でリタイア。ニュルブルクリンクでの不遇の展開が続いている。

トップ10外では、開幕ラップのYokohama-Sコーナーで、ゴードン・シェッデン(レオパルド・レーシング・チーム・アウディ・スポーツ)とダニエル・ハグロフ(PWRレーシング)が衝突し、両者ともリタイアとなった。
シェッデンはイン側に動こうとしていたが、ハグロフと接触したことで両マシンがダメージを負い、走行を続ける事ができなかった。