WTCR レース2:ゲリエリが優勝、ミケリスとの差を詰める

2019-12-15T12:54:40+01:002019年12月15日|2019, WTCR Race of Malaysia 2019|

エステバン・ゲリエリが、ドラマチックな赤旗中断も見られたWTCRレース・オブ・マレーシア、リバースグリッドでスタートするレース2を制し、ノルベルト・ミケリスとのWTCR − FIA世界ツーリングカー・カップ presented by OSCAROタイトル争いで逆襲に転じた。

ALL-INKL.COM ミュニッヒ・モータースポーツのゲリエリは、セパン・スーパーフィナーレ、レース3を残すのみとなる中、WTCR / OSCAROポイントリーダーのミケリスとの差を10ポイントに詰めた。豪雨の中での走行となり、照明が灯る下での夜間にフィニッシュを迎えたレースで、グリッド9番手から追い上げた。レース1のウィナー、ミケリスは、8位フィニッシュに留まった。

「信じられない」とゲリエリ。
「全てをかけて戦った。最初のラップで何が起きるかを想像していたが、その通りのことが起きた。人生をかけたレースだった。マシンは最高だった。チームに心から感謝する。少し差を詰めたし、まだ戦いは終わらない」

スタートでは、ALL-INKL.COM ミュニッヒ・モータースポーツのネストール・ジロラミが、ターン1でDHLポールポジションからスタートしたマ・チンホアから首位を奪取。しかし、チームメイトのゲリエリは、9番手から一気に巻き返し、最初のラップの終わりまでには、何と既に首位に立っていた。

しかし、その後にはドラマが待ち受けており、赤旗でレースが中断。豪雨によりWTCR / OSCAROのポイントリーダーであるミケリスを含めコースオフするドライバーが続出した。ニッキー・キャッツバーグのBRC ヒュンダイ N ルクオイル・レーシングチームのヒュンダイがイバン・ミューラーとの接触で滑り出され、コースに復帰した後に出火し、すぐにセーフティカーが導入された。キャッツバーグは無傷で脱出している。

ミューラーは、キャッツバーグとの接触に怒りを露にした。
「彼はどこからともなくやってきた。自分が彼のターゲットだった」とミューラー。
「重いペナルティを科せられるべきだが、おそらく何も与えられないだろう」

キャッツバーグは、このアクシデントにはお手上げ状態だった。
「自分はスリックを履いていたが、彼はフルウェットだったと思う」とキャッツバーグ。
「タイヤがロックしてストップできず、イバンのサイドに衝突した。完全に自分のミスだし、意図したものではない。しかし、彼がフラストレーションを感じるのは理解できる」

レースは、開幕ラップのセクター2時点での順番で再スタートとなった。信じ難いことに、キャッツバーグのメカニックは、出火したマシンを再スタートさせるために準備を整えたが、赤旗掲出中にメカニカルのアシスタンスを受けたことで、グリッドは与えられなかった。

このスタートの新しい順位では、ジローラミとゲリエリがフロントローに、ミューラーはグリッド5番手、同じくWTCR / OSCAROを争うミケリスは、最初のスタートから順位を下げて17番手からとなった。この時までに、雨が降り始め、陽は落ちていた。

再スタートから、ジローラミは必然的にゲリエリにリードを譲ると、ゲリエリは立ち止まることなく大差を築いて貴重な勝利を飾った。

しかし、その後方では多くのドラマが発生し、PWR レーシングのマイケル・アスコナとSLR フォルクスワーゲンのヨハン・クリストファーソンが激しいバトルを展開。ジローラミをかわして、ゲリエリとともにポディウムに上がった。

チーム・ミュルザンヌのケビン・チェッコンはアルファロメオ・ジュリエッタ・ベローチェTCRで5位フィニッシュ。その後ろとなったミューラーはこれで、最終レースを残してタイトルの可能性がなくなった。

ミューラーの甥、ヤン・エアラッシは7位、ミケリスは10番手スタートから8位でフィニッシュし、貴重なポイントを獲得した。ロブ・ハフが次に続き、SLR フォルクスワーゲンのベンジャミン・ルークターがトップ10に食い込んだ。

WTCRレース・オブ・マレーシア、セパン・スーパーフィナーレのレース3は、現地時間20時10分から行われる。