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WTCR武漢 レース3:シェッデンがベルビッシュに競り勝ちドラマチックな初勝利

2018-10-07T14:36:09+02:00 2018年10月7日|2018, WTCR Race of China-Wuhan 2018|

WTCRレース・オブ・チャイナ武漢のレース3は波乱続出の展開となり、スリリングなバトルの末に、ゴードン・シェッデンが同じアウディ勢のフレデリック・ベルビッシュを抑え切って、WTCR(FIA世界ツーリングカー・カップ presented by OSCARO)での初勝利をマークした。

シェッデンはDHLポールポジションからスタートしてリードに立つと、その座を一度も譲らなかったが、デニス・デュポンとの2回に渡るアクシデントを凌ぐ場面も見られた。この2台は、セーフティカーによる中断後にリスタートした。シェッデンは、その後、同じくWTCR OSCARO初優勝を目指して気合いの入るベルビッシュを終盤まで抑え切らなくてはならなくなった。

「クレイジーなレースだった」と興奮気味のシェッデンは、非常にコンペティティブなシーズンとなっている今季のWTCR OSCARO、13番目のウィナーとなった。
「デニスは2回アタックを仕掛けた。ターン1と、それからシケイン。そこで自分にヒットし、タイヤバリアに突っ込んだんだ!」

シェッデンは、レース2の後、ステアリングにダメージを負ったマシンの大修復に挑んだチームのことも讃えた。
「チームは素晴らしい仕事で、レース間にステアリングラックの交換を敢行してくれた。とにかく信じられない。英国で応援してくれている全ての人たちも感謝したい。この週末で何かをつかんだ。(寧波からの)7日間で、素晴らしい切り替えができた」

アウディ・スポーツ・レオパルド・ルクオイルのシェッデンは、スタート後のターン1でComtoyouアウディ RS 3 LMSのベルビッシュとデュポンからチャレンジを受け、特にデュポンは執拗にシェッデンに仕掛けたが、英国ツーリングカー選手権を3回制しているシェッデンはそれを見事に抑えてリードを守り切った。

その後方では、シェッデンのチームメイトでレース1のウィナー、ジャン‐カール・ベルネイがDGスポーツ・コンペティションのオーレリアン・コムテ(プジョー208)と接触してコムテはウォールに接触。ベルネイは他車にダメージを負わせる結果となった。セバスチャン・ローブ・レーシングのロブ・ハフ(フォルクスワーゲン・ゴルフGTI TCR)は行き場を失い、コムテ車の後ろに引っかけた。ALL-INKL.COMミュニッヒ・モータースポーツのティモ・シェイダーは、その後ハフにヒットし、その他のマシンも、レースを終えるようなダメージを負った。

この混乱を落ち着かせるために、セーフティカーが導入。一段落すると、コムテ、ハフ、シェイダー、ゼングー・モータースポーツのジョルト・ザボ、DGスポーツ・コンペティションのマト・ホモラがレースから脱落していた。

ラップ9でレースが再開する前には、ALL-INKL.COMミュニッヒ・モータースポーツのエステバン・ゲリエリ(ホンダ・シビック type R TCR)が、リアをヒットしていたにも関わらず、ターン1でカット。2位の座を失わざるを得なくなった。ゲリエリは、緑旗が出る前に、デュポンとベルビッシュが再び前に出ることを許している。

一方、ベルネイには、コムテとのアクシデントにより、ドライブスルーペナルティが与えられ、最終的にポイント圏外の15位フィニッシュとなった。

再スタートでは、デュポンは首位を目指してシェッデンにチャレンジすることを示唆しており、首位シェッデンのバンパーに食いついた。その後のラップ11で、不自然な形でパスを仕掛けると、シケインのイン側にあるタイヤバリアに飛び込み、弾みでシェッデン側に飛ばされた。シェッデンはこれをかわし切ったが、デュポンは順位を一つ落としてベルビッシュの後ろに回ると、タイヤバリアを整え直すために再びセーフティカーが入った。

ラップ15で2度目の再スタートを迎えると、ベルビッシュはシェッデンの後ろをぴったりとマークしたが、先行することはなかった。この2台は、ドラマチックな23ラップを経てチェッカーを受けた際には、0.558秒しか離れていなかった。デュポンが3位に入り、アウディ勢が1−2−3フィニッシュを果たした。

ゲリエリ(ホンダ)は、エキゾーストが外れて火花を散らしながらの走行で4位フィニッシュ。Comtoyouレーシングのナサナエル・バーソンは全力でパスを仕掛けたが、チームOSCARO by カンポス・レーシングのペペ・オリオーラ(クプラTCR)を既に退けていたため、5位でのフィニッシュで落ち着いた。

ブーツェン・ジニオン・レーシング・ホンダのマ・チンホア(ホンダ・シビック type R TCR)は、奮闘を見せて7位フィニッシュ。チーム・ミュルザンヌのケビン・チェッコン(アルファロメオ・ジュリエッタTCR)、レース2のウィナー、セバスチャン・ローブ・レーシングのメディ・ベナーニ(フォルクスワーゲン・ゴルフ)、YMRヒュンダイi30 N TCRのテッド・ビョークが後に続いた。これにより、WTCR OSCAROのカスタマーレーシングブランド、7つ全てがトップ10に食い込んだことになる。

WTCRのポイントリーダー、BRCレーシングのガブリエル・タルクイーニ(ヒュンダイ)は運に恵まれず13位でのフィニッシュ。タイトルライバルのイバン・ミューラーは、i30がスモークが出たため、ピットでリタイアとなった。