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WTCR レース3:ドラマチックなフィナーレでミケリスが初優勝

2018-07-15T12:31:45+02:00 2018年7月15日|2018, WTCR レース・オブ・スロバキア 2018|

日曜日に行われたWTCRレース・オブ・スロバキア、レース3は波乱の連続の末に、ノルベルト・ミケリスがWTCR(FIA世界ツーリングカー・カップ presented by OSCARO)初優勝を手堅く決めた。

BRCレーシング・チームのミケリスは、DHLポールポジションからスタートし、一度もリードを譲ることなく今季11人目のウィナーとなった。オーレリアン・コムテも同様にトラブルを避け切り、DGスポーツ・コンペティションのプジョー308 TCRで2位フィニッシュ。しかし、その後ろではドラマの連続となった。

スタートでは、ミケリスはクリーンな滑り出しを決めて首位で第1コーナーをクリア。イバン・ミューラーがインカットし、コムテが2位に上がった。さらに後方では、レース2のウィナーでポイントリーダーのガブリエーレ・タルクィーニがブーツェン・ジニオン・レーシングのベンジャミン・レッセンネスをぴったりとマークしていたが接触したことで挟まれ、中盤の集団にいたドライバーの多くが影響を受けた。

タルクィーニとレッセンネスのアクシデントに最初に巻き込まれたのは、ALL-INKL.COMミュニッヒ・モータースポーツのエステバン・ゲリエリ。ひどくダメージを受けた2台のホンダ・シビック type R TCRとヒュンダイi30 N TCRはグラベルトラップで止まった。チームOSCARO by カンポス・レーシングのジョン・フィリッピ(クプラTCR)もスライドオフしてリタイアとなった。

コース上は回避するマシンで混乱し、コースに戻ろうとするドライバーが2つめのアクシデント。これでダメージを受けるマシンが続出した。ダストが落ち着くと、メディ・ベナーニ、ゴードン・シェッデン、ジャン‐カール・ベルネイ、ナサナエル・バーソン、土曜日のレース2では自己ベストとなる2位フィニッシュを飾ったノルベルト・ナギーが揃って、ダメージを抱えてピットに戻ったが、ここでレースを終えた。

アウディR8のセーフティカーがコースに入った後、ラップ5でレースが再開したが、ドラマはこれでは終わらなかった。タルクィーニのアクシデントでWTCR OSCAROのポイントリーダー返り咲きを目指すミューラーだったが、レース再開を示す緑旗が振られる前にYMRヒュンダイの左フロントタイヤがもげて、グラベルトラップへのコースオフを喫した。

ミューラーの不運で、コムテは2位に再浮上。コムテはスムースな再スタートを決めたミケリスに反応しなかったため、ミケリスは待望のWTCR OSCARO初優勝を決めた。

コムテの後方では、アウディ・スポーツ・チームComtoyouのフレデリック・ベルビッシュが健闘を見せ、グリッド18番手から開幕ラップのアクシデントで利を得て順位を上げてきたテッド・ビヨークとの激しいバトルを制して、3位フィニッシュを果たした。

ビヨークは、セーフティカーが入った後にレースが再開すると、ファブリツィオ・ジョバナルディのチーム・ミュルザンヌ、アルファロメオ・ジュリエッタTCRとバトルになったが、接触の末にラップ9でようやくパスすることができた。次にアタックをかけた相手はベルビッシュで、ハードにプッシュしてポディウム圏内に上がった。しかし、YMRヒュンダイは重なる接触とフロントエンドのダメージを受けており、ビヨークは最終まで1ラップというところでパスをしたものの、ベルビッシュが最終ラップのコーナー1で順位を取り戻て見事ポディウムフィニッシュを決めた。

ワイルドカード枠でエントリーしたフリン・レース・アカデミーのペトル・フリン(クプラTCR)もポジションアップを果たし、グリッド16番手から5位でフィニッシュした。しかし、チェコのフリンは、ジョバナルディのアルファをパスするのは厳しいと判断。この結果、新たに迎えたチームメイトのケビン・チェッコンの後方に下がった。2台のアルファは6位、7位でのフィニッシュとなり、チーム・ミュルザンヌにとってシーズンベストのリザルトとなった。

ブーツェン・ジニオン・レーシングのトム・コロネル(ホンダ)は9位、レース1ウィナーのペペ・オリオーラ、ゼングー・モータースポーツのジョルト・ザボが続いた。ザボと、2位のベルビッシュとの差は3秒以下だった。

レース3のリザルトは、抗議が行われているため暫定のままとなっている。