News

WTCR レース3:ミューラーがリタイア、ビヨークが優勝

2019-04-07T20:00:08+02:002019年4月7日|2019, WTCR Race of Morocco 2019|

マラケッシュで行われたWTCRアフリクイア レース・オブ・モロッコは、ドラマチックな展開となったレース3で締めくくられ、テッド・ビヨークがシアン・レーシング Lynk & Coの初優勝をマーク。一方で、リードに立っていたチームメイトのイバン・ミューラーは、ステアリングトラブルでリタイアに追い込まれた。

ミューラーとビヨークは、揃ってDHLポールポジションからスタートしたComtoyou チーム・アウディ・スポーツのフレデリック・ベルビッシュ(アウディRS 3 LMS)をかわし、新マシン、Lynk & Co 03 TCRにとっての最初の大会で1−2フィニッシュを決める体制に入った。

しかし、ギャップが開いてくる中で、ミューラーがラップ14でスローダウン、ビヨークに優勝を譲った。この結果、マラケッシュでは、3レースそれぞれで異なるカスタマーカーを駆る3人のウィナーが誕生した。

「スタートでは、イバンと自分はうまく滑り出した」と喜びを語るビヨークは、#ROADTOMALAYSIAに向けて首位でモロッコ戦を終えることになった。

「イバンがリタイアした後、自分はとにかくマシンをコースに残すことに徹し、縁石と距離を取った。このマシンでの初めての大会で勝つなんて、夢のようだったからね。素晴らしいよ」

「本当にうれしいが、汗だくでもある。本当に張り詰めていたからね!」

レース3は、スタートからドラマの連続だった。スタートライトが点灯したと同時にミューラーとビヨークがアドバンテージを握ってパスすると、ターン7では三つ巴の戦いのうち2台がウォールにヒット。レース1のウィナー、エステバン・ゲリエリはシケインをカットすると、KCMGホンダのティアゴ・モンテイロのイン側に入り込んだ。しかし、ヤン・エアラッシがアウト側から食い込んできたためモンテイロは行き場を失い、この3台が同時にコーナーに進入すると、モンテイロのマシンがLynk & Co 03 TCRを引っかけた。ここで2台がリタイアする一方、ゲリエリは走行を続け5位でフィニッシュした。

車両が排除されるまでセーフティカーが導入されたが、ラップ6でレースが再開するとミューラーが先頭集団から抜け出した。しかし、ビヨーク、ベルビッシュ、鮮烈な走りを見せているニューカマー、PWR レーシングのミケル・アスコナ(クプラTCR)が一気に差を詰めてくる中、ミューラーはマシンのコントロールが効かない状況となった。

ビヨークはベルビッシュ、アスコナからプレッシャーを受けたが、その緊張はラップ20〜23の間になくなり、レオパルドレーシング・チーム・アウディ・スポーツのジャン‐カール・ベルネイ(アウディRS 3 LMS)で激しくクラッシュ。ベルネイはマシンのリア周りをタイヤウォールにヒットさせてリタイアとなったが、激しくダメージを負ったマシンから抜け出して歩いてその場を離れた。

このアクシデントにより2回目のセーフティカーが導入され、レースは再開されないままビヨークがチェッカーを受けた。

ベルビッシュはDHLポールポジションをスタートで活かし切ることはできなかったが、2位フィニッシュとまずまずの内容。アスコナは、自身とPWRにとってWTCR /OSCAROでの初めての週末でポディウムフィニッシュと大満足の結果となった。

ポディウムフィニッシュ以降は、ゲリエリが4位フィニッシュでレース1での勝利に続き高ポイントを獲得。レース2のウィナー、ガブリエーレ・タルクィーニは5位だった。レース1でポディウムに上がったALL-INKL.COM ミュニッヒ・モータースポーツのネストール・ジロラミ(ホンダ)はトップ6に食い込んだ。

ゴードン・シェッデン(アウディ)は厳しい週末を過ごしていたが、ここで7位フィニッシュ。ノルベルト・ミケリス(ヒュンダイ i30 N TCR)は8位を獲得し、後にはチーム・ミュルザンヌのマ・チンホア(アルファロメオ・ジュリエッタTCR)が続いた。PWRレーシングのもう1人のルーキー、ダニエル・ハグロフは10位でのフィニッシュを果たし、チームは大活躍の週末を締めくくった。

KCMGのアッティラ・タッシは11位でポイントを獲得。地元のヒーロー、SLR VW モータースポーツ・ゴルフ GTI TCRのメディ・ベナーニも、ようやく12位でチェッカーを受けた。初めてのWTCR / OSCARO戦をドラマの連続で過ごしたアンディ・プリオール、トム・コロネル、ロブ・ハフまでがポイント圏内に食い込んだ。

アウグスト・ファルフスは、BRCヒュンダイ N ルクオイル・レーシング・チームからのデビュー戦でポイント獲得まであと1歩に迫ったが、10位走行中にギアボックストラブルに見舞われ、リタイアとなった。