WTCR 予選1回目:レース1のDHLポールはミューラーが獲得
WTCRレース・オブ・チャイナは寧波インターナショナル・スピードパークで1回目の予選が行われ、トップ21台が1秒以下差にひしめく超タイトな戦いの末に、イバン・ミューラーがレース1のDHLポールポジションを獲得した。
シアン・レーシングLynk & Coのミューラーは、母国戦に挑む地元のヒーロー、マ・チンホワをわずか0.050秒上回る1:50.848をマーク。これがトップタイムとなった。
ミューラーは、Lynk & Coの母国サーキットで今季初めてのDHLポールポジションを獲得したことに、ことさら喜びを見せた。「仕事の最初の部分は終わった。あとは、これをレースでの結果につなげなくてはならない」とフランスのミューラー。
「オーバーテイクは難しいが、何が起きても不思議ではない。面白いレースになるよ」
チーム・ミュルザンヌのマは、アルファロメオ・ジュリエッタ・ベローチェTCRにアンダーステアの兆候があることが伝えられたが、渾身の走りに満足を見せた。
「本当にいい予選になった」とマ。
「あのラップは走りやすかった。完璧ではなかったが、寧波で完璧な走りをするのは難しいものなんだよ」
2回目のフリー走行で速さを見せたPWRレーシングのマイケル・アスコナ(クプラTCR)は3番手、BRC ヒュンダイN スクアドラ・コルセi30 N TCRを駆るノルベルト・ミケリス、SLRフォルクスワーゲン(ゴルフGTI TCR)のヨハン・クリストファーソンが続き、トップ5に5つのブランドが並んだ。
この週末は新しいエンジンで臨んでいるBRC ヒュンダイN ルクオイル・レーシングのニッキー・キャッツバーグは6番手、Comtoyou DHL チーム・クプラ・レーシングのオーレリアン・パニスを挟んで、チームメイトのアウグスト・ファルフスが続いている。
WTCR OSCAROのポイントリーダー、ALL-INKL.COMミューニッヒ・モータースポーツのエステバン・ゲリエリ(ホンダ・シビック type R TCR)が次に続いたが、レース1でグリッド3番降格となるペナルティが与えられている。PWRレーシングのダニエル・ハグロフまでがトップ10に食い込んだ。
WTCRレース・オブ・チャイナのレース1は、現地時間15時40分から行われる。