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WTCR 予選2回目:タッシとモンテイロがKCMG勢1−2

2019-07-07T13:03:27+02:002019年7月7日|2019, WTCR Race of Portugal 2019|

WTCRレース・オブ・ポルトガル、2回目の予選では、ハンガリーのアッティラ・タッシがWTCR(FIA世界ツーリングカー・カップ presented by OSCARO)での初のDHL ポールポジションを獲得。地元のヒーローであるチームメイトのティアゴ・モンテイロが続き、KCMGが1−2を決めた。

Q1に続いてQ2でもトップタイムを叩き出したタッシは、トップ5によるQ3のシュートアウトを最後に走行し、1:59.808をマーク。モンテイロを0.141上回った。これによりレース3では、KCMGの2台のホンダ・シビック type R TCRがフロントローを陣取ってスタートを迎える。

「我々、ハンガリー人にとってもいいことだ」と語るタッシ。前日は同郷のノルベルト・ミケリスも、レース1をDHL ポールポジションからスタートして制している。「ノルビのレースのように、今度は自分も同じことを成し遂げたい。Q2では少しウォールに接触したし、Q3でのラップは完璧ではなかったが、ハッピーだ。スタートではティアゴよりもうまく決めたいね!」

重傷を負ってからの復帰シーズン、KCMGからの参戦はここまでスムースに進んでいなかったモンテイロだったが、見事なパフォーマンスで成果を挙げた。「その時が来たという感じだった」とモンテイロ。「ここ何ヶ月も厳しい展開が続いたが、打開策を見つけるために必死で取り組んできた。ここで1−2を獲れたなんて、信じられない。このコースは本当にチャレンジングなので、すごく特別だ。アッティラのことも、自分のことも、そしてチームのこともうれしい」

30分で行われたQ1のセッションは、コース上ではペースがアップする中、終盤はタイム更新が続出し見応えのあるクライマックスとなった。フラッグが振られた時点で、タッシは最高のラップでトップタイムを叩き出し、ケビン・チェッコンとマ・チンホアのアルファロメオコンビ、地元のヒーローであるモンテイロ、WTCR OSCAROのポイントリーダーであるエステバン・ゲリエリが続いた。Q2に進めるのはトップ12までとなる中、上位候補の多くがノックアウトされた。

ジャン‐カール・ベルネイは12番手でギリギリQ2進出圏内に食い込んだが、アウディの同僚フレデリック・ベルビッシュは進出を逃した。同じくヨハン・クリストファーソン、テッド・ビョーク、そしてレース1のウィナーであるミケリスもまさかのノックアウト。ミケリスはこれで、今週末にタイトルライバルであるゲリエリから選手権首位を奪取することが厳しくなってきた。「最後のラップで少し運が悪く、何台かにつかまってしまった」とハンガリーのミケリス。「でも正直、昨日のようなペースがなかった。なぜだかは分からない」

土曜日のレース1で3位に入ったBRC ヒュンダイの同僚、ブラジルのアウグスト・ファルフスも今回は運に恵まれず、i30 N TCRの右フロントをバリアに激しくヒット。激しくダメージを負ったマシンをピットにまで戻したが、予選の残りを走ることはできなかった。「自分のミスだ、語ることはあまりない」とファルフス。「速度が高過ぎてウォールで止まった。ポールを獲れるだけのペースだったかは分からないが、もっといい形でまとめることはできたはず」。BRCヒュンダイ勢では、7番手のニッキー・キャッツバーグだけが駒を進めた。

トップ12が15分間のQ2セッションに進み、トップ5でシュートアウトを行うQ3への進出をかけて争った。今回もタッシが序盤にペースをつかんだが、8分を経過した頃にドラマがあり、アルファロメオのチェッコンが激しくクラッシュ。チーム・ミュルザンヌのジュリエッタTCRに大きなダメージを負った。このアクシデントにより赤旗中断となり、バリアの修復ために進行が遅れた。

走行が再開してからも、タッシはファステストタイムをキープ。イバン・ミューラー、モンテイロ、ロブ・ハフ、レース1を2位でフィニッシュしたヤン・エアラッシがシュートアウト進出を決めた。

このQ2での重要な10番手にはマが入り、リバースグリッドで行われるレース2をDHL ポールポジションからスタートする。フロントローには、ゲリエリが並ぶ。この予選は9番手に終わったが、ポイントリーダーに立つWTCR OSCARO #ROADTOMALAYSIAでは好位置につけた。

1ラップでのシュートアウトで最初に走行順を選ぶ権利を得たタッシは、最後の走行を選択。SLR VW モータースポーツのハフ(ゴルフGTI TCR)が走行1番手となった。2018年のビラ・リアルではレース1でDHL ポールポジションを獲得している英国のハフがまず、2:00.424と基準タイムをマークした。

次に走行したLynk & Coのエアラッシは、余裕でハフを0.302秒上回った。

ここで登場したのは、地元の期待を背負うモンテイロ。昨年は重傷からの治療中で昨年は欠場していたポルトガルのヒーローは、地元のサーキットで見せ場を作る好機に恵まれ、0.173上回って2分を切ってきた。

残りは2人。まずはLynk & Coのミューラーが走行したが、世界ツーリングカー選手権を4回制している強豪はフロントローには手が届かず「大きなバイブレーションが出ている」と訴えた。

これで、レース3のDHL ポールポジションを獲得するチャンスを残すのは、タッシだけとなった。ホンダのタッシは、セクター1と3を最速ペースで通過し、チームに歴史的なDHL ポールをもたらした。

これにより、KCMGがフロントローを独占。エアラッシと叔父のミューラー、Lynk & Co コンビが3番手と4番手、ハフが5番手だった。

WTCRレース・オブ・ポルトガルのレース2は現地時間15時30分、レース3はその後17時から行われる。