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WTCR 予選2回目: 地元の英雄ミケリスがDHL ポールポジションを奪取

2019-04-28T11:12:33+02:002019年4月28日|2019, WTCR Race of Hungary 2019|

WTCRレース・オブ・ハンガリーはハンガロリンクで2回目の予選が行われ、5人によるシュートアウトを制したノルベルト・ミケリスがDHL ポールポジションを獲得。最高の形で母国の声援に応えた。

BRC ヒュンダイ N スクアドラ・コルスのミケリスは、ALL-INKL.COM ミュニッヒ・モータースポーツのエステバン・ゲリエリ、シアン・パフォーマンス Lynk & Coのヤン・エアラッシを抑え切ったが、このトップ3の差はわずか0.040秒だった。

ミケリスのチームメイト、ガブリエーレ・タルクィーニは4番手、レース1のウィナー、ネストール・ジロラミが後に続いた。

「非常に難しかった」と喜びを見せるミケリス。「Q3では、コースで遅く感じたので自分のタイムでは届かないと思ったが、他のみんなも苦戦していた。昨日、ポールポジションを以外は予想するのが難しい、とハンガリーのファンと冗談を言っていた。ありがたいことに、自分は間違っていたよ」

ミケリスは、20分のQ1セッションでトップタイムをマークし、上位12人が進出できるQ2に進んだ。地元で絶大な人気を誇るミケリスはこのタイムを序盤にマークして、ピットで座りながらライバルの進捗をうかがっていた。最も迫ったのがジロラミとアンディ・プリオールで、いずれもセッションの終盤で2番手、3番手タイムを叩き出した。

これで押し出されたのが、10番手のジャン‐カール・ベルネイ、11番手のタルクィーニ、マラケッシュのレース3ウィナーで12番手のテッド・ビョークだった。ビョークのタイムで、ニッキー・キャッツバーグが13番手に後退。さらにレース1で5位に入ったオーレリアン・パニスが今回は14番手、土曜日にポディウムに上がったイバン・ミューラーは15番手に留まった。

なぜ、ミューラーは運に恵まれなかったのか。「さっぱり分からないね」とミューラーは肩をすくめた。「自分のラップはよかった。OK、バランスは完璧ではなかったが、完璧になることなどない。データを分析してみなくては」

10分間のセッションとなるQ2に進んだ12人の中から、5人がQ3に進み、1台ずつのシュートアウトに挑んだ。セッション序盤で好タイムをマークしたのはエアラッシで、さらにジロラミ、タルクィーニ、ミケリス、ゲリエリがトップ5に食い込んだ。

PWR レーシングのマイケル・アスコナは6番手と一歩及ばず、ビョーク、アウグスト・ファルフス、ダニエル・ハグロフが後に続いた。リバースグリッドで行われるレース2のDHLポールポジションとなる重要な10番手はベルネイで、ロブ・ハフが11番手に押し出された。わずかに及ばなかったハフは最終ラップでミスを喫し、そこから巻き返すことができなかった。

トップ5によるQ3のシュートアウトでは、ホンダのジロラミが1番手の走行を選択したが、コース制限を超えてしまいタイムを失ってしまった。このため、ジロラミは自動的に5番手となった。

次に走行したのはミケリスで、エンジニアから制限範囲内で走行するように注意を受けていた。この問題は、今回のハンガロリンクで大きな課題となっていた。ミケリスは、全4輪をしっかり白線内に収めた走りでまとめ、ベンチマークとなる1:52.784をマークした。

そして、WTCR / OSCARO のポイントリーダー、ゲリエリが登場。アルゼンチンのゲリエリは、第2、第3セクターではミケリスを上回っていたが、タイムはわずか0.008秒及ばなかった。

Q2で好ペースを見せていたエアラッシが次に走行したが、Lynk & Co のエアラッシはミケリス、ゲリエリ、いずれのタイムを上回ることは出来なかった。それでも、この3人の差は、わずか0.040秒だった。

最後に走行したのは、タルクィーニ。チームメイトをかわして、トップに躍り出るか? そうはならなかった。第2セクターでは最速ペースだったが、ラップが終わってみれば4番手タイムで、ブレーキトラブルを訴えた。これにより、レース3のDHL ポールポジションはミケリスが獲得、ゲリエリ、エアラッシが続いた。

「いいスタートを決めて、コースの知識を生かして守り切りたい」と語るミケリスは、2018年にもDHL ポールポジションからスタートしたが、チームメイトのタルクィーニに勝利を譲っている。「いい手応えを感じているが、レースでは自分たちが最速ではないと思う」

ゲリエリは、予選でのパフォーマンスに満足を見せた。「ノルビーは、母国の期待に応える走りだった。チームとしても、両マシンがトップ3に入ってうれしい。後は、いいスタートを決めなくてはならない」

WTCRレース・オブ・ハンガリーのレース2は、現地時間15時30分から、レース3はその後、17時から行われる。